喜怒哀楽を表に出す〜大楠

電車なんかで、
セミナーや講演の音声を聴いたりする。

テンションの高い方の話はおもしろい。

エネルギーがあふれているというか、
解き放たれているというか。

勢いがついて早口になって、
観客の笑い声も相まって、
もう何言ってるか分からないくらい(笑)

むかし、自分は、人前でしゃべるなら
やっぱり滑舌をよくしたり、話法を
勉強したりしないと、と思っていた。

でも、そんなテクニックは
もはや関係ないくらい。

エネルギーの高さって
すごいなと思う。

喜怒哀楽で言うなら、
喜と楽があふれている。

ここ最近、
「怒」のことについて触れた文章を
よく目にする。

自分は、普段、
怒りを感じることって
ほとんどない。

まぁ、電車の割り込みとかで
ちょっとイラっとした、
とかっていうのはある。

それでも、日々のほほーんと
暮らしているので、
そんなにはない。

子どものように感情は素直に出した方いい
ともいうので、ほんとはもっと
怒ってもいいのかもしれない。

感情を感じる感覚が
鈍くなってる可能性もあるしね。

まぁ、そんな感情が湧いてきたら
そのときは出してみようと思う。

世間では、
いろんな人がいろんな人に対して
怒っている。

世間を騒がすニュースや、
身近な人間関係、
あるいは、赤の他人に対して。

視聴率を取ろうと思うと、
そういうニュースが多くなるんだと思う。

そういったメディアに触れる機会が少ない
っていうのも、自分の場合ある。

逆に言うと、
怒りの感情を誘発するようなものを避け、
それ以外の欲しい情報を見ている。

アドラー心理学の課題の分離っていう
視点から言うと、他者の課題に踏み
込まないっていうのも大事かなと思う。

自分に関係のない争いごとに
無理に入っていかないというか。

アンガーマネージメントにも
通ずるかもしれない。

出た怒りのコントロールと、
怒りを出さない環境作り。

怒りの感情が渦巻く環境に
身を投じない。

最近聞いた、
ある保育園の話。

子どもが「○○が恐いー!」
って先生に言った。

すると先生は、
恐いって言えてえらいねー!
って言った。

感情を抑圧せずに出せる環境って
大事だなと思う。

あと、
最近こんな本を読んでいる。

岡本茂樹さんの
『反省させると犯罪者になります』

冒頭でこんな記載がある。

犯罪に手を染める人は、
幼少期に親から抑圧された傾向がある。

言いたいことを言うと、
頭ごなしに否定される。

その抑圧された感情が
外に向かうと犯罪に向かいやすく、
内に向かうとうつ病などになる。

反省を否定はしないが、
否定的感情を吐き出しきるのが
まず大事。

そんな趣旨。

覚えている範囲で自分なりに
表現したので、正確なニュアンスに
なっているか分からないけど。

これって、
親子間の問題や、会社と従業員の
トラブルにも言えることだと思う。

反省よりも、
まず感情を出し切る。

切り口がおもしろい。

今日(昨日)のくすの木。雨。

20151127a



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