「気」という字は、
もともと「氣」と書いていた
と聞く。
「气」の部分は天地を表し、
「米」の部分は八方に開いている姿を
かたちどったもの。
つまり、
天地の生命エネルギーを八方に広げる、
という意味が込められている。
ところが、戦後GHQによって
「氣」から「気」を使うように
変更されたらしい。
そもそもの字の成り立ち。
込められた意味合い。
日本人が持っていた
古来からの考え方。
深くて
おもしろい。
ちなみに、
「気合い」とは、
気を合わせること。
というのも
おもしろいね。
最近見た、
才能心理学協会の北端康良さんの
記事にこんな内容があった。
「本質的に、人が求めているのは「ワークライフ・インテグレーション」(仕事と人生が1つに統合されているライフスタイル)。シンプルに言えば、目が覚めている時はずっと楽しいという感覚で生きられる人生を、人は求めていると思います。」
(「ワークライフバランスを目指さない」より)
こういう考え方、
いいね。
ワークライフ・インテグレーション
という言葉は、
最近ちらほら見かける。
ワークライフ・バランスを
一歩進めた発想。
そもそも、
仕事とプライベートを分ける
というのがむずかしい。
バランスを取るのもむずかしい。
いっそのこと、
どっちも楽しめれば、
ブルーマンデーも、
サザエさん症候群も
気にならないはず。
冒頭の「氣」が表すように、
氣(エネルギー)を、
仕事とプライベートで
分断することなく、
今、目の前の事象に
意識を集中できれば、
「目が覚めている時はずっと楽しい」
という感覚が
得られるのかな、
と思う。
今日のくすの木。
近くの公園。くすの木とソテツと
イチョウと紅葉の雑多感がおもしろい。