“「選択する」自分自身が主役”

息子が老子の本を気に入っている。
古典のあの老子。

ちょこんと腰かけて、
一生懸命読んでる。

老子の本は何冊か家にあるけど、
谷川太一さんのハードカバーがいいらしい。

裏表紙の内側に書かれた
水牛に乗った老子の絵を見て、
「うしー」、「もー」って言ってる。

パパが貸して、って言っても、
「◯◯くんくん」って言われて
拒否される(笑)

「(息子の名前)くんの(本)」って
言いたいんだと思う。

谷川さんの柔訳は、
分かりやすくて体に染み入る感じ。

谷川さんも、老子も、物理学も、
結局解釈の問題、ってことを
言っているように思う。

『柔訳 老子の言葉』(谷川太一氏)より

「私たちは、すでに存在する絶対的な世界や物を見ていると思い込んでいますが、それが違うのです。見るモノを「選択する」自分自身が主役であり、自分の選択で常に変化する世界がコノ世だったのです。近年の量子物理学が、観測者の視点で実験結果が変化してしまうという矛盾にやっと気づいたのは、まさにこのことなのです。しかし老子は、すでに二千五百年前に看破していたのです。」



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