ほっとすること、自分の身体感覚の把握

リスクとは、
危険性ではなく、不確実性。

そんな言葉を見かけた。

言われてみれば
そうだなと思う。

リスクを考えるということは、

その不確実性と
どう折り合っていくか、

ということ。

以前、
「大人の学校」という番組で、

タレントの武井壮さんが
「大人の育て方」
という話をされていた。

おもしろい。

生き方、
ものごとの捉え方の
切り口が違う。

その中のひとつ、

小学生のときのエピソードで、
なぜホームランを打てないのか
というのがおもしろい。

簡単にまとめると
こんな感じ。

武井壮さんは、小学生のとき、
ホームランを打とうと思っても打てない。
これが不思議だった。

いろんな大人に聴いたけど
だれも答えられない。

でも、
自分を撮ったビデオを見て、

思ったとおりに
動けていないことに気づいた。

そこで、自分の体を
思ったとおりに動かせる練習をしてから、
スポーツをやろうと思った。

だいたい
こんな感じ。

その後の活躍は、
ご存知のとおり。

ほんとは、
おもしろい話が他にも
いっぱいあるんだけど、

ふと、
この身体を思ったとおりに動かす、
という話が、

冒頭の
リスクの話と同じなんじゃないか、
と思った。

思ったとおりに
自分を動かせているか。

両手を左右に水平に
広げたとしても、

案外、水平にはなっていない。

仕事でこういう動きをしたい
と思っていても、

案外、想定外のことに
振り回されたりする。

この、
思ったとおりに動かす練習、
みたいなものが大事かな、と。

武井壮さんでいうと、

スポーツをする前に、
まず、

思ったとおり
身体を動かす練習をする。

ちょっと極論かもしれないけど、

同じ理屈で
こうも考えられる。

幸せになりたいと願ったとして、
それはどんな状態かと想像する。

それは、
ほっと安心できる気分だった
とする。

であれば、
自分が、今すぐにでも、

ほっと安心できる気分に
なれるように、練習すれば
いいのでは、

ということ。

例えば、思ったとおり、
手を水平に広げる動き、
であれば、

コーヒーを飲んで、
ほっとひと息つく、

と同じこと。

スポーツをする前に
身体を思ったとおり動かす。

幸せになりたいと思う前に、
感情を思ったとおりに感じる。

もうちょっといえば、
武井壮さんは、

身体を思うとおりに動かせる
ようになって、結果、
スポーツの世界で活躍した。

つまり、
ほっとひと息つけることで、
その瞬間から幸せであることが
実感できる。

これが、
同じことだな、と。

さらに、
冒頭の不確実性の話も相まって、

やはり結局、
同じことなんじゃないかと、
思った。

不確実性とうまく折り合って、
自分の身体感覚を把握する。

小さなことでいいので、
思ったとおり(感じたいとおり)
のことを広げていく。

こんなことに
ふと気づいて、

自分の中でおもしろかった。

・・・・・・・
2016-03-18 10.48.42
リゾルト710。乾燥後のしわ。

洗濯後、ときどき
家庭用の乾燥機にかける。

乾いたあとの、
このしわしわが好き。

くしゅっと縮んで、
ウエストがきつい。

でも、履いているうちに、
また身体になじんでくる。

この一体感が好き。



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