じゃ、自分はそれを食べたのか?

とりあえず思いついたことを書きたい。
最近そんな感じ。

広告についての文章を読んでいて、
村上春樹さんの「羊をめぐる冒険」を思い出した。

主人公の「僕」と共同経営者の相棒との会話。
以下、場面の要約と引用。

・2人でマーガリンの広告コピーを作った。
・評判も良かった。でも、ここ何年かマーガリンを食べたことがあるか?
・ない(僕も相棒も)。

「結局そういうことさ。少なくとも昔の俺たちはきちんと自信の持てる仕事をして、それが誇りでもあったんだ。それが今はない。実体のない言葉をただまき散らしているだけさ」
(「羊をめぐる冒険」より)

このシーンが好き。
ときどき思い出す。

以前は、この場面を読んで、
実態のあること(仕事など)をしたいと思っていた。

今はもうちょっと発展して、
こう思う。

やっていることに意味も目的もなかったとしても、
その行為自体が楽しければ、
それもありなんじゃないかと。

やっていることに意味があれば申し分ない。

でも、意味も目的もなくても、
やっていて楽しいならそれでいいじゃないか、
と。

没頭するというか。

逆にこれができないと、
「むなしさ」のようなものが
やってくるんだろう。

本は、読むたび、思い出すたびに
いろいろ示唆してくれる。



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