今朝は
冬の風が吹く。
暦では師走。
一般には、師(先生)も走るくらい忙しい
というけど、この師は、お坊さんや
お寺や神社の案内人を指すという説もある
らしい。
また、奈良時代には12月を「しわす」
と呼んでいた、という話も聞く。
先日、
国土交通省のメルマガに
こんな編集後記があった。
「本日のつぶやき
寒くなり、布団の中では徐々に子供と私の距離が縮まってきました。暖かくてふかふかで幸せです。(K)」
(メルマガ 2015年12月2日 第1755号)
この言葉から、
絵と温度、
そして表情が伝わってくる。
編集後記
っていいよね。
このメルマガに限らず、
編集後記は読んでしまう。
むしろ、ほとんど
そこしか読んでいないものも
あるくらい。
人のあたたかみが伝わるというか、
ほっこりするというか。
人間味があっていいよね。
「あたたかい」
という言葉で、
“ひだまり幼稚園”を思い出した。
これ、
実際の名前でもないし、
そもそも幼稚園でもない。
自宅の近所に自習室があって、
その自習室が入った建物が、
もともとは
小さな幼稚園だったらしい。
コの字型の建物、
中央には広場、
周りには樹木。
一緒に訪れた友人が、
“ひだまり幼稚園”
と表現した。
いいね。
響きがいい。
絵も浮かぶ。
建物の玄関を入ると、
広い空間が広がっていて、
そこが
休憩スペースになっている。
午後の日差しが入り込んで、
あたたかな春の陽だまりのよう。
日を浴びた小さな廊下、
子ども用の小さな下駄箱、
風に揺れる庭の木々。
そのどれもが、
幼いころの記憶を思い出させて
くれるような佇まい。
もうずいぶん前のことだけど、
当時の風景が思い浮かぶ。
村上春樹さんの小説の
こんな言葉が好き。
「僕はもう一度ソファーに座り、暗闇と沈黙の中で少しずつ自分の人生のかけらをかきあつめた。たいしたものは集まらなかったけど、少なくともそれは僕の人生だった。そしてゆっくりと僕は僕自身に戻っていった。」
(『羊をめぐる冒険』より)
また、別の場面で
羊男が言う。
「冬は寒いもんだよ」。
何か目的があると
冬の寒さがつらいときもあるけど、
たとえば、
この冬の寒さをどう感じよう、
どう表現しよう、と
寒さ自体に意識を向けると、
気持ち、
楽になるようにも感じる。
今朝の月と星。空の濃さが違う。
