ひとつのことを極めたいと思うのは

ひとつのことを極められたら
かっこいいなぁと折に触れて思う。

自分はあれこれ手を出してしまうので、
余計にそう思うのかもしれない。

たとえば、音楽。

小学校5年生くらいのときに、
友達がアドリブでピアノを弾いているのを見て
なにかやりたいと思ってギターを始めた。

ピアノと一緒に
合わせられたらいいなぁと思って。

たまたま家におじさんのガットギターがあったので、
よく触ってた。

中学3年生のときにエレキギターを買ってもらい、
それもよく触ってた。
受験とかあんまり気にしてなかった。

高校に入ると、友達とバンドを組んで
文化祭とか校内イベントに出た。

ギターもさることながら、今度は
レコーディング(録音)にはまった。

といっても、カセットレコーダーにバンドの音や
自分で勝手に作った曲を録ったりしてただけだけど。

あと、MTRっていう複数の音を録音できるものを買って、
いくつかの楽器の音を組み合わせたりしていた。

それから、スーパーファミコンのソフトだったかで、
音楽をつくるというのもはやっていたと思う。
ドラムとかベースとかピアノを打ち込んでいくもの。

大学では、レコーディングもできるというふれこみの
軽音系のサークリに入った。

そこでもギターを弾いたけど、
ベースの魅力に取り付かれた。
ジャズ研のウッドベースもあこがれてた。

まぁギターは競争が激しいというのもあったけど。
めっちゃうまい人がいっぱいいる。
そんな人とバンドを組もうと思ってベースを弾いたりもした。

と同時に、初心者の友達とバンドをしようということになって、
たまたまやる人がいなかったドラムをやってみることにした。

これがまた楽しい。
演奏全体を見渡せる感じがよかった。

そうこうしているうちに、
オリジナル曲を作ろうということなって
友達の下宿でいろいろ作ってた。

なにか適当にお題を決めて、
それに合わせて即興で作る感じ。
ある程度できるとスタジオでやってみたり。

当時、DTMという形で、パソコンで
レコーディングできるというソフトや機材がはやっていた。

おもしろかったので、
スタジオにノートパソコンを持っていって
録音したり、編集をしたりした。

そのあとは、ウクレレやら、なんやら
いろいろ触ってた。

でも、心のどこかでは、
何かひとつの楽器をやり込めたらなぁとは思っていた。

友人の言う
「おれ、これしか弾けないから」
という言葉がかっこよかったりした。

冒頭でも触れたように、
今でも折に触れて、なにかひとつのことを極められたら
という思うことがある。

それと同時に、
今あるものを掛け合わせる、という発想も
おもしろいと思っている。

掛け合わせることで
爆発的になにかが生まれる、そんなイメージ。

趣味とか、仕事とか関係なく、
あらゆるものを掛け合わせる。

ここまで、長々書いてきて、
現実逃避のエネルギーについても書きたいなと思った。

なにかやらなければならないことがあって、
それを避けるためのエネルギーって
けっこういいものがあると思っている。

これも、なにかの機会に書けたらと思う。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です