街中を歩いて考えたこと。
目に見える現実がすべて自分だとして、
すべての願望は叶っているとして、
世界は自分に本音を伝えたがっているとして、
今すれ違っている人たちや景色は、
自分の本音ではないだろうか。
過去、今さっきまで心の奥底で願っていた本音が、
ファッションショーのように目の前に現れる。
この中からなりたい自分や世界を絞り込んでいけば、
また現実も変わるかも。
近い将来の自分の予告編。
目の前に現れた現実は、世界のほんの一部。
あるいは、世界のすべて。
「人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那なのです。そしてふと周りを見渡したときに「こんなところまで来ていたのか」と気づかされる。」
「ダンスにおいては、踊ることそれ自体が目的であって、ダンスによってどこかに到達しようとは誰も思わないでしょう。無論、踊った結果としてどこかに到達することはあります。踊っているのですから、その場にとどまることはありません。しかし、目的地は存在しないのです。」
『嫌われる勇気』(岸見一郎氏、古賀史健氏)
「踊るんだよ」
「音楽の鳴っている間はとにかく踊り続けるんだ。おいらの言っていることはわかるかい?踊るんだ。踊り続けるんだ何故踊るかなんて考えちゃいけない。意味なんてことは考えちゃいけない。意味なんてもともとないんだ。」
『ダンス・ダンス・ダンス(上)』(村上春樹氏)