昼下がりの電車の
雰囲気が好き。
午後の日差しが入り、
あたたかく、
そして、
ゆるやかな時間が流れる。
人の数もまばらで、
午後のうとうとを楽しむ人もちらほら。
そんな人や景色を眺めてもいいし、
目を閉じて、
その雰囲気を感じてもいい。
大阪の難波と和歌山市を結ぶ電車、
南海線(本線)。
大阪湾に沿っていることもあって、
駅名に、「浜」と入るものもある。
・粉浜(こはま)
・松ノ浜(まつのはま)
・二色浜(にしきのはま)
ぼーっと目を閉じていると、
そんな「浜」の入った
駅名のアナウンスが聞こえてくる。
実際に駅から海は見えないんだけど、
なんとなく、
海や砂浜のイメージが
勝手に浮かんできて、
そんな想像の「浜」を思い浮かべる
だけでも、なんだか楽しい。
浜、
だけでなく、
南海本線には、
こんな駅もある。
・住吉大社(すみよしたいしゃ)
・諏訪ノ森(すわのもり)
住吉大社駅を通りかかる際、
大きな木々が見える。
車窓から見える
そんな住吉大社を囲う木々は、
まるで森のよう。
諏訪ノ森駅、
という名前や響きも好き。
森が見える訳ではないけど、
なんとなくね、
その雰囲気。
南海沿線に限らずだけど、
ふだん、
大阪の街を
あれこれ歩いていて、
三角形の形をした建物を
ときどき見かける。
先日見かけたビルは、
程よく経年劣化した外観で、
なんとなく
惹かれるものがあった。
下から屋上を見上げて、
全体の雰囲気がいいな
と思ってしまった。
思い浮かんだのが、
ミスチル(Mr.children)さんの
「花 -Memento-Mori-」(1996年発表)
という曲のPV映像。
その中で三角形の
レトロな建物が出てくる。
階段を駆け上がり、
メンバーが屋上で演奏する。
まるで、
ビートルズの1969年の
ゲット・バック・セッション (Get Back Session)
のよう。
(正確には「ルーフトップ・コンサート」)
で、
このミスチルのPVが
やっぱりいいなぁと思う。
上空からとらえた
三角形の建物(屋上)。
そして、
ニューヨークの街並み。
曲タイトル副題の
「-Memento-Mori-」というは、
「ラテン語で「死を想え」という意味で、桜井が友人に勧められ感動した藤原新也の著書からきている。」。
(Wikipedia「花 -Memento-Mori-」より)
このPVを見ると、
そんなことも連想されて、
より深くその世界に
入れる。
・・・・・・・
リーバイス501ハチマル後期(左)
と、リゾルト710(右)。
裾(すそ)部分の縫い方の違いを
見ているだけでも楽しい。
左の方は、
1980年代後半のものなので、当時の
オリジナルのままのシングルステッチ。
右は、古き良き時代の
リーバイスをモデルにしているので、
チェーンステッチ(二重環縫い)。
これだけで、
1時間はゆうに話せそうだけど、
まぁとにかく、
このオリジナルの状態の
縫い方を見ているだけでも楽しい。