不具合の力を借りなくても

最近、
ちょっと腰に違和感がある。

ちょうど一年前に
ぎっくり腰をやってしまったので、

その古傷みたいなものかな、
と思う。

この時期は、
比較的あわただしくなるので、

おそらく
身体が直感的に、

「休みなさい」という
アラームを鳴らしてくれているんだと
思う。

それを
見てみないふりをしていたから、
昨年、ぎくっときたんだろう。

考えようによっては、

自分で(自力で)
身体を休めようと思って
休息できていればよかったんだけど、

結果的に、
腰痛の力を借りて、

強制的に身体を休めることに
なってしまった。

腰痛でもなんでもそうだけど、

そんな
身体の不具合の力を借りなくても、

自分の感覚を頼りに
身体の調整を行えたらいいよね、
と思う。

・・・・・・・
2016-03-28 10.32.23
リゾルトA710。
紙パッチの右側のぴりぴり。

紙パッチの右側に、
余分にはみ出た部分があって、

ミシン目で
切り取れるようになっている。

これは、
ジーンズショップ等で
棚に高く積まれている状態でも、

サイズが探しやすいように、
ということで付けられている。

そして、

買った後に
お客さんが簡単に切り取れるように、
ミシン目がついている。

もともと、
そんないきさつがあって、
付けられているものらしい。

このデニムは、
そんな古き良き時代の
ディテールを再現している。

おもしろい。

参照:リーバイス 517 66前期モデル デッドストック 1976年4月製造 2工場 – hands-on 裏ブログ



日常という一番長く過ごす時間

mixs.松本孝一さんの
大阪セミナーに参加してきた。

mixs.腹式呼吸と細胞活性ストレッチのミックス

書きたいことは
いっぱいあるけれど、

一番、
腑に落ちたポイントは、

身体の感覚が大事、
ということ。

もうちょっと言うと、
日常という一番長く過ごす時間を、

いかに過ごすのかが
大事、ということ。

頭では分かっていたけど、

今日、改めて、
体感したという感覚。

松本孝一さんは、
身体の使い方という視点から
話をされるけれど、

根本的な考え方は、
他の、
いろんな方と同じだなと感じた。

たとえば、
書道家の武田双雲さん

他には、
講演を聴いていて、

タレントの武井壮さんの
顔も浮かんだ。

身体の感覚という点では、
Happyオフィシャルブログ「世界は自分で創る」
のHappyさんや、

心身調律セラピストの
岡田哲也さんの顔も思い浮かんだ。

深い部分では、
一緒のことを言っているんじゃないか、
と感じる。

備忘録で、
松本孝一さんの書籍より抜粋。

「日々生きていくとは、
「動かぬ安定ではなく、常に動いてバランスを取り続けていく様」
それに気付けば、何が大切かも分かってくる。
捨てねばならぬ物と足さねばならぬ物、
常に身体からの声を聞き、後はどうなりたいかの行動を選択する。
昨日と変わらぬ感覚で、今の瞬間だけの健康を確認する。」
(『あなたは治せる!』「45 感覚」より)

身体が動きたい方向に動き、

食べたいときに、
食べたいものを食べる。

小さな心地いいという感覚から
それを、全体に広げていく。

分かってはいるけど、
もう一段階、
深く分かったような気がした。

・・・・・・・
2016-03-26 08.11.33
リゾルト710。

うまく言えないけど、
体になじむ感じが好き。



好きなものに囲まれて生活する

ものの持つ
エネルギーのようなものが
気になっている。

街行く人の服装を見ていて、

この人は、
どんな想いでこの服を買ったんだろう、
とか、

だれかに
プレゼントしてもらったんだろうか、
とか、

欲しくて欲しくて買ったのか、
あるいは、
仕方なく買ったのか、とか、

そんなことを
いろいろ想像してみたりする。

ものを買う
ということに限らず、

人が何かをしようとすると、
何かしらのエネルギーが動く。

想いでも
行為でも。

たとえば、
この服を欲しいと思って、

自分のエネルギーをお金にのせて、
その服のもつエネルギーを受け取る。

そして、
家に持ち帰る。

擬人化すると、
連れて帰る。

自分が好きになった人(服)に
囲まれて生活しているのなら、
それは、楽しい。

でも、
もし、

昔、
連れ帰った人たち(服など)が、

顔も覚えていない、
誰がいるかも分からない、
もはや、好きでもなんでもない、

としたら、

そんな人(服)たちに囲まれて、
自分は生活を送りたいのか、

という話になってくる。

家にある服やものというのは、
広くとらえると、

自分を取り巻く
人たちとも取れる。

仮に、
好きな人たちばかりと
仕事をしたいと思いながら、

家の中は、
いらないものだらけ
というのなら、

それは、
自己矛盾を起こしているんじゃないか、
とも思える。

だれに、何に
囲まれて生きるか。

これは、
日々の選択のひとつひとつ
によるのかな、

と思う。

・・・・・・・
2016-03-26 06.46.11
リーバイス501ハチマル後期。

画像右側の
足先部分に、

縦にぴーっと、
長くて白い色落ちができている。

おそらく生地の織りムラによって、
そこだけ色が落ちてしまったんだと
思う。

このデニムが作られたのが
1980年代後半なので、
大量生産の時代。

織りムラがあったり、
同じ時代でディテールが違ったりと、

ある意味アメリカ的な感じ。

そんな不均一さが
逆に、
おもしろい。