由来をさかのぼる。

Facebookで、
仕事で訪れた地名の
由来をアップしている方がいる。

語源とか、由来とか
おもしろいね。

最近、旧暦を意識しだしてから、
行事の由来も気になったりする。

たとえば、
明日は勤労感謝の日。

勤労感謝の日は、
元々は新嘗祭(にいなめさい)が由来。

今から1,400年近く前の、飛鳥時代、
第35代、女性天皇である
皇極(こうぎょく)天皇の時代に始まった。

五穀の収穫を感謝する行事だったが、
戦後、GHQによって、天皇行事から
切り離されて、勤労感謝の日となる。

今の法律では、「勤労をたつとび、
生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」
ことを趣旨としている、とある。

子供のころ、
勤労に感謝するっていうと、
サラリーマンのイメージがあった。

スーツを着て会社に行くビジネスマンに
感謝するっていう感じ。

でも、年を追うごとに、
働き方ってほんとに幅広くあるよね、
と思う。

まぁどんなイメージであっても、
生産できたことを喜び合う
っていいよね。

価値を生み出す、
というのでもいいと思う。

こういった由来を知ると、
ものの見方、感じ方も変わる。

同じ時間を過ごすのであっても、
意識の向け方、時間の密度が
が違ってくる。

同じ今を生きていても、
解釈によって世界が変わる。

パラレルワールドが
無数にあるみたいに。

と、ここで、
子供たちが起き出したので、
切り上げてみる(笑)



むすび屋さん〜大楠

アンパンマンに出てくる
こむすびまんを見て思い出したこと。

“こむすびまん”っていうのは、
“おむすびまん”に憧れて旅に出た
っていう、おむすびのキャラクター。

神社の宮司さんが書いた本によると
おむすびについて、
次のように書かれている。

そもそも、
「むすび」という言葉は、何かと何かを
関係づけて新しいものを生む、
そんなイメージ。

また、愛情を表す言葉でもある。

母親がお米を炊いてぎゅっとにぎる。
その際、塩を振るのは単に味つけのため
だけではなく、お清めの意味もある。

おにぎりは両手でにぎる。
それは柏手(かしわで)と同じで、
思いを込める行為。

大事に育てることを「手塩にかける」
というが、これは、おむすびが起源。

深いね。
知れば知るほど日本って
すごいなと思う。

以前、
割と社交的に人と交流していた時期に、
次のようなことを言われた。

むすび屋さんですね、と。

いろんな人と会って、いろんな人と
人が出会う機会をつくっていることは、
人を結ぶっていうことですよね、と。

視点がおもしろいね。
言われてうれしかった言葉。

今日のくすの木。と、ひこうき雲。

20151121a

昨日は息子の2歳の誕生日。おめでとう!

20151121b



楽しいことに乗っかる

元公務員ブロガー、
サトモトヒロノリさんの
ブログ記事がおもしろかった。

てんぷらの話の紹介。

大阪のある高校生が
「てんぷら」という題で書いた
作文が何かの金賞をもらった。

とにかく、
てんぷらが食べたいと
延々つづった作文。

おもしろい。

学校を飛び出してでも
食べたい、

という想い(笑)

また、
その作文を紹介していた
「コピーライターの目のつけどころ」
というサイトの文章もおもしろい。

村上春樹さんの「牡蠣フライ理論」
について触れたあと、
このように書いている。

「自分の中にある琴線に触れる何かを言葉にすることは、その人そのものを表現することになります。」
(「コピーライターの目のつけどころ」より)

ちなみに、この「牡蠣フライ理論」
というのは、ざっくりこんな感じ。

自分自身のことを書くのは不可能。
でも、カキフライについては書ける。
それを書ければ、
あなたを表現したことになる。

というもの。

いいね。
切り口がおもしろい。

ちょっと長いけど、
この際、備忘録として引用。

「昔、村上春樹さんが就活生から質問うけた話がありました。「自分自身について書きなさい」という就活の質問に、村上さんならどう答えますか?という質問です。
村上春樹さんも変な人だから、こう答えてました。
「自分自身のことを書くことは不可能だと思います。でもカキフライについて書くことはできる。カキフライについて書けば、それはあなたを表現していることになるのではないでしょうか?それがいわゆる僕の考える『牡蠣フライ理論』です」」
(「コピーライターの目のつけどころ」2015.11.13の投稿より)

ちょっと引用や紹介が多くて
ややこしくなっちゃったけど。

で、
タイトルの
「楽しいことに乗っかる」。

いろんな人の言動を見ていて、
みんなそれぞれ、楽しそうに
やっているなぁと思う。

この楽しそう、っていうのは
楽しそうに見えるっていうのに
限らず、

傍から見て理解しがたいけど、
本人は、素で、好き勝手
やってる、

っていうのも同じ。

なんかよく分からない遊びを
やってるけど、何だそれ(笑)

ってこととか。
いいよね。

そんな楽しそうな人の話に
乗っかってみるとか、
そういうのも楽しそう。

なんか、
書いていてよく分からないけど、
言葉が出てくるので、
ついでに。

最近いいなと思ったのは、
スタバの店員さんの
こんな言葉。

「マグカップと紙カップ、
どちらがお好みですか?」。

いいね。

好みを聞いてくれるんだ、
と思った。

これでよろしいですか?とか、
どちらに致しましょうか、
ではなく。

「好み」はどちらか。

ほんの
ちょっとした言葉なんだけどね。

本当に天ぷらが食べたくなる!自分自身のことを書くのはやめよう。 – Discover Innovatorsー100人取材で人生変わるかー
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